先日、情報収集のためにAI・人工知能EXPOに行ってきました。
恐ろしいほどの混雑ぶりで、びっくりしました。
3つの特別講演を受講してきたのでレポートの第三弾を投稿します。
3つ目は、以下の特別講演です。
AI-6 <基礎講座>
AI・人工知能基礎講座
~AI活用の現状と今後の可能性~
人工知能学会 会長/三菱ケミカルホールディングス
先端技術・事業開発室
デジタルトランスフォーメーショングループ
Chief Digital Technology Scientist
浦本 直彦氏
この講演は、G検定でやった範囲の内容だったので、すごくよくわかった!!
しかも実例交えての講義だったので、すごく勉強になりました。
①人工知能とは何か
結論としては、研究者の中でも見解が別れており「明確な定義がない」のが現状。(むしろ、どんどん進化して変化しているといったところでしょうか。)
- 「どんな課題も解決できる汎用的なのが人工知能」だったり
- 「深層学習、機械学習(統計的機械学習)できるのが人工知能」だったり
- 「知的で自律的な処理が行えるのが人工知能」だったり
- 「RPA、自動処理など、デジタル化/IT全般が人工知能」だったり
いろんな見解があるので、相手が使っている「人工知能」という言葉が何を意図しているか認識を合わせておかないと危ないと感じました。
②人工知能の発展
人工知能は、過去に2度のブームがあり、ブームの度に冬の時代を迎え、現在3度目のブームを迎えています。
3度目のブームは、
といった背景から、これまでとは違った発展を遂げています。
デジタル化の波により、データを持っている企業が人工知能の発展を牽引しているとともに、Pythonなどで、簡単に使えるモジュールが広まったことで、人工知能開発が誰でも行える民主化がどんどん進んでいるという点で、これまでのブームとはプレイヤーが違ってきています。
③人工知能のトレンド
画像認識や音声認識の分野では、ディープラーニングが大いに活用され、音声アシストや、チャットボットなど実社会にも適用されてきています。
今後さらに実社会に適用されてくると、人々の生活や人命に良くない影響を及ぼすことが危惧されてきています。
様々な場で、人工知能の倫理的観点からの議論が始まってきているとのことでした。
具体的には、
といった観点で議論されているとのことでした。
また、価値共創の観点で、人と人工知能が協力しあって新たな価値を創造していく取り組みも実施されているとのことでした。
例えば
④まとめ
G検定受験時に勉強した範囲が主な内容だったので、すごく理解できました。
また、AI・人工知能EXPOという熱気を帯びた会場内で熱いまなざしを向ける業界の方々と席を並べて、人工知能業界トップクラスの方々の生の声をお伺いできたことで、学習したことが実体験として体に入ってきました。
やっぱり、独学だけでなく「教師あり学習」が重要ですね(笑)
次回のAI・人工知能エキスポにも是非参加したいと思います!
2019年3月9日(土)にG検定を受験し、見事合格できました!
受験の体験記や勉強法などを別のブログにまとめました。
これから受験される方がいらっしゃいましたらご参考まで。