2021年下半期は、上半期に引き続き、機械学習の積み上げの成果を試すため、データ分析サイトのコンペティションなどに参加しました。
この半期は、実データを用いて社会課題の解決に向けたビジネス提案を実施したり、宇宙関連の記事のデータ分析に参加させていただくなど、積み上げた機械学習のスキルを実社会にどう役立てていくか考えられた半期でした。
引き続き、「ゆっくりでも止まらなければ結構進む」の精神で頑張って行きたいと思います。
【目次】
【コンペ関連】
1.日本ディープラーニング協会主催CDLEハッカソン2021企業賞受賞
2021年下半期で印象に残った出来事の1つ目は、昨年も参加した日本ディープラーニング協会主催のCDLEハッカソン2021に参加し企業賞(DENSO賞)を頂けたことです。
今年は、昨年の精度を競うコンペ形式とは異なり、5名1チームで、「都市課題をデジタル・データを活用して解決するサービス・ソリューションの開発」に取り組む、ビジネス提案型のハッカソンでした。
1カ月半という短い期間の中、このハッカソンで知り合った初対面の4名の皆さんと、与えられた実データと向き合い、モデルの実装に悪戦苦闘しながらも、1つのビジネス提案として形にすることができました。
昨年のCDLEハッカソン2020に引き続き入賞できたこともさることながら、これまで取り組んできた機械学習の技術を、チーム一丸となって、ビジネス提案にまで取りまとめることができたのは、非常に貴重な経験でした。
これからの活動に生かしていきたいと思います。
2.ProbSpaceで総合ランキング1位をキープ
2021年下半期も、ProbSpaceで、なんとか総合ランキング1位(総合ランキング)をキープできました。
特に印象にのこったのは、宗教画コンペです。
今まで、宗教画をじっくり眺めてテーマを考えることなかったのですが、このコンペを通して、私自身の絵画に対する向き合い方が変わったような気がしました。順位は3位と2連続優勝にはわずかに届きませんでしたが、機械学習以外の点についても学ぶことができたのは良い経験でした。
下半期に参加したProbSpaceの各コンペでの記録は以下の通りです。
- 2021年6月〜9月 宗教画テーマの分類コンペ 3位 金
関連記事:【3位解法】ProbSpace開催「宗教画テーマの分類」の振り返り。 - 2021年9月〜12月 米国株式市場 将来株価予測 22位 銅
3.Solafune、Nishikaにも継続して挑戦
下半期もSolafune、Nishikaにも継続してチャレンジしました。
Solafuneでは、初の超解像化のモデルということで、かなり苦戦しました。順位は53位と低迷してしまいましたが、なんとか、モデルが構築できるようになった点では成長できたと考えています。
Nishikaでは、銅メダルを1個追加して、現時点で総合ランキング13位になれました。来年はさらに上位を目指します!
- 2021年10月 Nishika ケーブルコネクタの種類判別 12位 銅
関連記事:【12位解法】Nishika開催「ケーブルコネクタの種類判別」の振り返り。 - 2021年12月〜2021年4月 Solafune 市街地画像の超解像化コンペ 53位
関連記事:Solafune x Microsoft 市街地画像の超解像化コンペに向けて超解像化について学ぶ。#MScup
【積み上げ関連】
1.AIQuest2020受講(2021年9月〜継続中)
経済産業省が実施しているAI Quest 2021に今年も参加し、現在も継続中です。
守秘義務があり、詳細は記載できませんが、要件定義あり、コンペ形式でのAI開発あり、経営層向けのプレゼンありで、実業務に即した、かなり濃厚な講座です。
現時点では、第1タームAI課題優秀賞をいただきました。
第2タームも引き続き頑張ります。
2.宇宙が分かる情報サイト「宙畑」の記事に参加
宇宙が分かる情報サイト「宙畑」の以下の記事にて、データ分析という形で参加させていただきました。
目的変数が決まっているコンペとは違い、データから意味を見出すことを目的としてデータ分析を実施させていただいたのは初めてだったので、とても刺激的な経験となりました。
実際の現場のデータ分析は、このアプローチが多いと思いますので、引き続き、分析の感覚を磨いていきたいと思います。
おわりに
2021年下期は、機械学習の勉強だけでなく実際にビジネスにどう生かしていくかという視点で色々な経験を得ることができました。
また、TwitterやSNSでのオンラインでの交流だけでなく、一緒にビジネス提案を実施させていただいたり、記事に参加させていただいたり、皆さんとコラボして取り組む機会を沢山いただいて、とても有意義な期間を過ごすことができました。
お世話になった皆様、今年も1年、本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願いします!
【これまでの道のり】