2022年上半期は、データ分析サイト等で確認してきた内容を踏まえて実社会でのネットワークを広げる取り組みを実施してきました。
この半期は、いろいろな記事を書かせていただいたり、論文を発表したりと、新しい取り組みを経験できたとともに、実社会で貢献するためには、まだまだ修行が足らないなと実感した半期でした。
引き続き、「ゆっくりでも止まらなければけっこう進む」の精神で頑張って行きたいと思います。
【目次】
【記事/論文関連】
1.宇宙が分かる情報サイト「宙畑」に記事の寄稿
これまで、記事に必要なデータ分析という形で協力させていただいておりました宙畑さんに、Solafuneさんで実施された「市街地衛星画像の超解像化コンペ」について、以下の2記事を寄稿させていただきました。
自身の参加記録だけでなく、成績優秀者の解法をインタビューさせていただき、異なる視点での考え方をご教示いただけたのは、とても良い経験となりました。
今後も、アウトプットを意識しながら、いろいろな取り組みを実施していきたいと思います。
ちなみに、私のブログ内で、超解像化関連の記事も掲載していますので、合わせてご参考にしていただけると幸いです。
2.人工知能学会全国大会で論文発表
6月に開催された人工知能学会の全国大会で論文を発表させていただきました。
リンク先のページは参加者のみがログインして閲覧が可能なところが多いですが、タイムテーブルのPDFは公開されています。
「2P4-GS-10 AI応⽤:マーケティング・最適化」の枠で発表させていただきました。
内容自体は12月のCDLEHackathon2021で企業賞を受賞した内容です。
2月に応募を実施し3月に採択の連絡を受け、4月に最終的原稿を仕上げ、6月までに発表資料に仕上げて、当日発表するという、論文発表に向けた一連の流れは、とても良い経験になりました。
データを取ったり、データを分析したりする実作業とは異なり、「論文に仕上げる」という作業は、「何ができて何が課題となったのか」、「次にどうつなげるか」といいった視点で振り返りができる点や、これまで実施してきた内容を言語化して残すという点で、非常に有意義な作業でした。
【コンペ関連】
1.ProbSpace で総合ランキング1位をキープ
昨年に引き続き、データ分析好きが集まる交流プラットフォーム「ProbSpace」で開催されたコンペに参加し、総合ランキング1位を継続しています。
具体的には「クラウドファンディングの資金調達額予測」で15位(銀)、「民泊サービスの宿泊料金予測」で12位(銀)でした。
なかなか金圏には入れませんが、実業務と論文を抱えながら、隙間時間をうまく活用して取り組めるようになってきました。
せっかく総合ランキング1位をいただいているので、少しでも長くキープできるように頑張っていきたいと思います。
2.Nishika Fake News Detectionに参戦
データ分析コンペティションサイト「Nishika」で開催された「Fake News detection」に参加し、残念ながら132位でメダル獲得ならずでしたが、BERTの使ったモデルを作成するなど、自然言語処理のモデル作成について学べたことは大きな成果となりました。
【積み上げ関連】
1.AIQuest2021受講(2021年9月〜2022年2月)
経済産業省が実施しているAI Quest 2021に参加して、今年2月に無事修了いたしました。
結果としては以下の通り、様々な賞をいただけました。
第1ターム:AI課題優秀賞、ベストティーチャー賞
第2ターム:AI課題優秀賞、プレゼン課題優秀賞、総合優秀賞、ベストティーチャー賞
一番うれしかったのは、「ベストティーチャー賞」で、皆さんのお役に立てたという評価をいただけたことです。
内容は守秘義務があり、詳細を記載できませんが、要件定義あり、コンペ形式でのAI開発あり、経営層向けのプレゼンありで、実業務に即した、かなり濃厚な講座です。
今年も開催されるようであれば、皆さんにお勧めする講座です。
2.日本ディープラーニング協会DLforDXの取材協力
日本ディープラーニング協会DLforDXの取材に協力させていただき、以下の2つの記事を掲載いただきました。
1つ目は、早稲田大学基幹理工学部表現工学科の尾形研究室にお邪魔して、尾形先生と対談を実施させていただくことができました。
こちらでは、実際の研究の現場を拝見させていただき、学生の皆さんの熱気に触れることで、前述の論文発表を実施するきっかけとなりました。
2つ目は、G検定、E資格の合格者として、資格取得後の活動内容や、CDLE(Community of Deep Learning Evangelists)との関わりなどについて、お話をさせていただきました。
日本ディープラーニング協会やCDLEがなければ、今の自分は無いだろうなと思っていますので、協会の皆さんやメンバーの皆さんには感謝するばかりです。
おわりに
2022年上期は、コンペや講座だけでなく、実際の研究現場や学会など、実社会と接点を持つ取り組みを実施することができました。
また、他の方のコンペの解法を取材させていたり、色々な研究実体を見せていただくなど、自分以外のモデルの詳細を見せていただく機会にも恵まれました。
あとは、自身のドメイン知識と統合して業務としても貢献できるようになっていきたいと思います。
お世話になった皆様、今年も半年間、本当にありがとうございました。
2022年下半期もよろしくお願いします!
【これまでの道のり】