AWS Certified Cloud Practitioner (CLF-C01) 、AWS Certified Security - Specialty(SCS-C01)に続き、AWS Certified Machine Learning - Specialty (MLS-C01) にも挑戦して無事合格できました!
私が使用した問題集や学習法について紹介させていただきます。
この資格は、AWS クラウドを使用してビジネス上の課題を解決する機械学習ソリューションの構築、運用を行うために必要な知識を習得できる資格だと思います。
これからの受験を検討されている皆さんの参考になる情報をご提供できればと思います。
【目次】
1.受験の動機
前回、AWS Certified Cloud Practitioner を取得して、AWSの基本が理解できたので、業務として必要な知識を掘り下げるべく、機械学習に関する資格にも挑戦しました。
また、これまでいろいろなコンペに参加したり、機械学習モデルを構築したりしていたので、AWSを利用することで、新たにどのようなことができるようになるのかにも興味があり受験いたしました。
2.私の前提知識
受験を決意して勉強を始めたときの私の前提知識は以下のような状況です。
- AWSについては触ったことがありませんでした。
- 他のクラウドとしてはAzureを少し触ったことがある程度。
- 実業務としては、システム開発・運用に通算20年程度従事していました。
- 機械学習関連の資格としては、日本ディープラーニング協会(JDLA)のE資格、G検定。AWSの資格としては、AWS Certified Cloud Practitioner、AWS Certified Security - Specialty。
- 各種データ分析コンペへの参加経験(4年)
3.勉強方法
勉強期間は約1カ月でした。AWS Certified Security - Specialtyとほぼ平行して勉強しました。
勉強の流れは以下の通りです。
ステップ1:試験の把握(初日)
まずは、以下の試験ガイドから、試験の範囲や対象となるサービスを確認しました。
2023年1月12日時点で、試験時間は180分、問題数65問となっています。(最新の情報は、リンク先にてご確認ください。)
→AWS Certified Machine Learning - Specialty(Webサイト)
→試験ガイド(PDF直リンク)
→サンプル問題(PDF直リンク)
ステップ2:AWS公式トレーニングを受講する(1週目)
以下のAWS公式トレーニングを受講しました。(ログインが必要ですが、無償でした。)
AWSの製品名など、基本的な知識がある前提で進んでいきますので、AWS Certified Cloud Practitioner (CLF-C01)を受験した後、取り組むことをお勧めします。
→AWS Certified Machine Learning - Specialty (Japanese) 日本語実写版
上記は、試験対策のコースになります。
試験の範囲や重点事項を中心に説明動画や練習問題がちりばめられているので、試験の感覚をつかむにはちょうど良い内容になっています。
→AWS Certified Machine Learning - Specialty Official Practice Question Set (MLS-C01 - Japanese)
公式の模擬問題です。問題数は少ないですが、実際の試験を模擬した内容になっているので、練習になります。
この模擬試験を実施していると本番でも落ち着いて試験が受けられるので、受講は必須だと思います。
以上、公式のトレーニングですが、無料で受けられる講座がこれだけ充実しているのはありがたいことです。
ステップ3:Udemyの模擬試験を解説を読みながら解く(2週目)
公式トレーニングの後は、以下のUdemyの講座を受講しました。(有料で2,400円とお手頃価格で、セール中などには更にお安くなります。)
本番を模擬した65問の問題が2セットあり、試験を想定した練習ができます。また、用語集もついているので、試験前の最終確認として、さらっと復習もできます。
取り組み方としては、1セット目の65問を実施、間違えたところ・解けなかったところを理解するの流れを実施して、次に2セット目の65問を実施して同様に間違えたところ・解けなかったところを理解する流れを実施しました。
ステップ4:Udemyの模擬試験、公式模擬試験、参考書模擬試験をひたすら解く(3週目、4週目)
あとは、Udemyの模擬試験、公式模擬試験をひたすら解きました。
どの問題でも、常に90%以上を出せるようになるまで繰り返しました。
また、AWSに関係なく機械学習の知識だけで解ける問題もいくつかあったので、G検定やE資格の復習も実施しました。
あとは、Udemyの講座の用語集を何度も読んで、重要なキーワードを理解しました。
特に、混同行列や正解率、精度、適合率、再現率、真陽性率、真陰性率、偽陰性率、偽陽性率などなどの用語については、とてもややこしいので、表や計算方法も含めて何度も見直しました。
4.試験当日
今回も、オンライン受験を選択しました。
3度目ともなると、事前の準備も効率的に実施でき、接続試験を実施するとともに受講時の机の上からものを全部撤去してチェックイン(試験官にWeb経由で受験環境のチェックや本人確認を実施してもらいます。)も滞りなく完了できました。
机上だけでなく、ごみ箱など机の周りのものも撤去して、何も置かないようにするところがポイントです。
試験は、試験時間をフルに使って何度も見直しを実施しました。
今回は、これまでの試験とは異なり、終了ボタンを押した後には合否の表示がでず、ドキドキしたままの終了となりました。
5.試験結果
正式な試験結果は翌日に、ポータルページから確認できることができました。
スコアは859点と、合格ラインの750も超えることができました。
E資格やG検定での知識もあったので、高めに設定していた目標の8割も十分超える得点だったので、とても満足しています。
6.感想
資格を取得することで、AWSを使った機械学習システムの構築のノウハウを学ぶことができました。機械学習では、瞬発的なリソースが必要となることがあるので、クラウドで構築できることは非常に大きいメリットだと思います。
これからも、色々なコンペに参加したり、機械学習のモデルを作成したりすることがあると思うので、是非活用していきたいと思います。
今回で、AWSの試験は3回目となりますが、他にも、まだまだ専門知識の認定があるので、引き続き頑張っていきたいと思います。